価値観の違いや些細な喧嘩、ストレスや精神的疲労が原因で、別居という選択をする夫婦は最近増えています。
しかし一度別居してしまうと、復縁を申し出る事は難しいですよね。
ですが、きっかけさえあれば、また以前のような仲の良い夫婦に戻ることができ、さらに結婚当初よりも愛を深めることもできるのです。
別居から復縁を目指している方にとって、実際に「別居から復縁できた人の話」というのは大変貴重なアドバイスかと思います。
そこで当記事では別居から復縁をできた人の体験談や復縁をするためのコツなどをまとめました。
現在別居中の方はもちろん、近々別居を検討しているという方も、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
別居から復縁率は40%!?
実は別居状態の夫婦が復縁できる確率はおよそ40%といわれており、比較的高い傾向にあります。
なぜこんなに高い確率になったのかというと、やはり別居中にお互いが「なぜ別居に至ったのか」という原因を解決したり、話し合いを交わしたからだと考えられます。
別居状態に陥ったからといって必ず離婚に繋がってしまう訳では、決してありません。
少しでも「復縁したい」と考えている方は諦めずに行動に移し、出来るだけ早く復縁できる関係性を目指しましょう。
別居から復縁できた人の話・体験談
ここでは、実際に別居から復縁できた人の体験談を二つご紹介いたします。
メールで日にちを決めて、復縁に向けて妻と最後の話し合いをしました。
それまで旦那は、戻っても上手く行く自信がなく、別居解消を言い出せませんでした。今別居を解消するなら離婚しか無いと思っていたからです。
しかし妻から誕生日プレゼントをもらい、妻の結婚指輪も預かり、背中を押してもらった気がしました。
復縁に向けて、また家族が一緒に暮らせるように、自分も変われるように覚悟を決めて話し合いに向かいました。
スーツを着て、10日前の誕生日に妻にもらったネクタイをして、妻の結婚指輪を持って、お店に向かいました。
お店ではランチを食べながら、本題を中々切り出せずにいました。
食事もあらかた済んで、隣りの部屋のお客さんも帰ったようなので、いよいよ話しを切り出しました。
「色々考えたけど、やっぱり離婚はしたくない。子供たちとあなたと家族で居たい。これからは、優柔不断も自己中も辞める。相手の気持ちを考えて男らしくなる。面倒な事、重要な事はおれが判断して、おれがやる。子供たちにも父親として、教えられる事は教えて、父親の役割を果たしたい。一家の大黒柱として家族を支えて行きたい。だから別居を解消して、家に戻ってもいいかな?」
と妻に伝えました。
もうドキドキです。
すると、妻は少し考えて「うん、いいんじゃない?頑張って。」と言ってくれました。
肩から、そして全身から力が抜けて、ホッとしました。。あ~~良かった・・・心の底から思いました。
そして、いきなり戻って朝から晩までまた一緒に過ごすのも急なので、マンションは残したまま、月水金はマンションに泊まって、火木土日は自宅に帰る事にしました。そして朝は妻が起きて来る前に出勤する事にしました。徐々に、ですね。
離婚寸前まで行った夫婦の体験記(https://xn--u8jwe2b436skuk42evr8d.tokyo/%e5%88%a5%e5%b1%85%e3%81%8b%e3%82%89%e5%be%a9%e7%b8%81%e3%81%ab%e5%90%91%e3%81%91%e3%81%a6/5%e5%be%a9%e7%b8%81%e3%81%ab%e5%90%91%e3%81%91%e3%81%a6%e6%9c%80%e5%be%8c%e3%81%ae%e8%a9%b1%e3%81%97%e5%90%88%e3%81%84.html)
この方は当時40代の男性。別居中には離婚を考えていたようですが、妻の行動がきっかけとなり復縁を選択したとの事です。
別居をした時にはとても不安でした。
旦那とは大恋愛の末の結婚で、2年目を前にしてお互いのすれ違いが原因で口論が増えていき、私はまだまだ彼のことが好きなので焦りから、ネットで色々なブログを読んだり指南書のようなものに目を通したり…
そこで発見したのが、冷却期間です。
別れたわけではありませんが、別居は離婚への道でもあると思っていましたので、気持ちを強く持ち、旦那には必要最低限の連絡しかしなかったのです。
とてもつらかったのですが、それでも唯一良いことも。
私も相当冷静に物事を考えられて、旦那が不満に思っていることやいつも私の口から発せられるお願いがただのわがままだったことを理解出来たのです。
すると、いつもは私からの要件だけ短時間の連絡しかなかったものが、旦那から電話がかかってくるようになりました。
彼の言葉に耳を傾け、質問や不安に思っていることにも誠意を持って対応していく内に態度も変わっていくことを感じたのです。
そこから復縁までは早かったです。
「夫婦になるという覚悟が僕にも足りなかった」と言ってくれた時には、これからは二人で手を取り合って支え合っていこうと誓うことが出来ました。
夫婦生活の悩み解消法(https://married-life.jp/separately/1369)
この方は女性。別居している間に何が原因だったのかを理解する事ができ、その結果復縁に繋がったようです。
別居で訪れる良い変化とは?
別居にはデメリットしかないと思う方もいるかもしれませんが、実は復縁をするためのヒントが数多く存在します。
では、そのヒントや変化というのは一体何なのでしょうか?
気持ちの整理ができて歩み寄れるようになった
同居中はどうしてもパートナーの嫌なところばかりが目がつくもの。
そのため相手の事を考えられず、つい自分の事ばかりを最優先にしてしまい、結果的に悪循環に陥りやすいのです。
しかし、いざ別居して気持ちが落ち着くと客観的に物事を考えられるようになるので、冷静な状態でお互いに歩み寄る(話し合う)事ができるのです。
一度離れることでお互いの大切さがわかった
パートナーと共に過ごす事が当たり前となる、または子供が産まれ子育てに励むようになると、次第に相手を尊重したり気遣う余裕もなくなってしまいます。
そのため、「子供が産まれた後に急に関係が悪化し、別居をした」という人はとても多いのです。
同居中には喧嘩が絶えず、会話もろくに交わさないような関係であったとしても、いざ別居をしてみると必ず日常のどこかで「相手に頼っていた部分」がある事に気が付きます。
夫、妻ともに相手の何が大変だったのかを理解する事が復縁に繋がります。
家族がいない生活に張り合いがなくなった
例えば夫であれば、「家族のために頑張って働く」事、妻であれば「家族のために家事をこなしたり食事の準備をする」事が家庭を支えている自信にも繋がりますが、別居をすると当然全て自分一人でしなくてはいけません。
それと同時に家計を一人で抱えなくてはいけないという不安も増しますし、心を許して話せる相手が居ない事にも気付くかもしれません。
お互いの存在の大きさ、そしてどれだけパートナーが自分に必要だったかを知ると別居解消にも近付きます。
別居から復縁を目指す方法・コツ
ですが当然、単に離れたからといって必ずしも復縁が可能という訳ではありません。
妻か夫、どちらかが何か行動を起こして初めてきっかけは生まれます。
少しでも早く復縁をするためにも注意しておきたいコツをご紹介していきます。
頭を冷やし気持ちを整理する時間を作る
大前提として、感情的になっている時に話し合いは出来ません。
別居してしばらくの間は頭を冷やし、気持ちを整理する時間として日々を過ごすようにしましょう。
何を言われても激昂しない、取り乱さない心の準備をきちんとした上でパートナーに対して行動を起こした方が関係の悪化を防ぐ事もできますし、復縁に繋がる第一歩ともいえるでしょう。
過度な連絡は控える
もしも自分に非があると分かった場合、どうしても相手に謝りたくなったり、自分の気持ちを伝えたくなりますよね。
ですが一方的に連絡をするのはNG。
毎日メッセージを送ったり、電話を掛けるといった行動に出ると、相手にとってそれがストレスの原因になってしまう可能性もあります。
メッセージの連投、着信がきっかけで離婚を切り出された…なんて事になってしまっては後はどうしようもありません。
一度メッセージを送る程度なら構いませんが、その後は相手からの連絡が来るのを待った方が賢明です。
相手の生活を尊重する
別居をしているという事はすなわち、「一人暮らしをしている」という事と同義です。
同居していた頃と比べてプライバシーにも特に敏感であるし、何より自分のプライベートに干渉されたくないと考える人も中にはいるでしょう。
深夜帯に連絡をする、少しでも連絡が遅くなった際に催促をするといった、自分の都合ばかりを考えた行動は控えるようにしましょう。
戸籍上では確かにパートナーではありますが、別居を選んだという事には相応のきっかけがあったのもまた事実です。
普段通りに接する事により安心する人もいるでしょうが、自身の生活リズムを押し付けるような言動は復縁から遠ざかってしまいますよ。
別居につながった原因を改善する
パートナーから自分の性格、言動に対して注意を受けた事はありませんか?
もしも以前より受けていた場合、それに対する我慢が募った末の別居なのかもしれません。
人は些細な事であったとしても、同じ事が繰り返されれば次第にストレスとなり我慢が出来なくなってしまいます。
果たして自分の何が原因で別居につながったのか、相手が何を求めていたのかをきちんと理解し改善する事も、今後夫婦という関係性を築いていくためにも必要な行動です。
「ありがとう」「ごめんね」を忘れない
共に過ごす時間が長くなると、つい感謝や謝罪といった言葉を忘れがちになってしまいます。
家庭を支えるために行っている事であったとしても、それらを当たり前のように無言で受け取られると少し不満を抱きませんか?
恥ずかしいといった理由もあるのかもしれませんが、言わないよりはきちんと伝えた方が相手にも好印象を与える事が出来ます。
「いつも〇〇をしてくれてありがとう」「〇〇をしてごめんね」と言うのを忘れないようにしましょう。
見返りを求めない
過度な見返りを求めてしまうのも、夫婦関係で疲れてしまう原因の一つです。
「あれだけ尽くしたのに、どうして感謝をしてくれないの」と怒ってしまう人は、無意識に相手に見返りを求めてしまっているからなのです。
最初の頃は善意でやっていた事も、気付けば相手の感謝を貰うためにしていた…という事はありませんか?
相手にとっては「急に意味の分からない事で怒られた」と解釈されている可能性もありますので、自分の理想を押し付ける事は控えましょう。
内面・外見ともに自分磨きをする
性格を直すだけではなく、外見にも意識を向けてみましょう。
子供が居ない家庭の場合、大抵の夫は妻の事を「女性」として見ています。
長い間一緒に暮らしている間に、もしかすると魅力を感じなくなってしまった…というのも原因かもしれません。
別居中に新しい服を購入してみたり、メイクを変えてみたりと自分磨きの時間に費やすのも良いですよ。
2人でしっかり話し合う
一方的な思い込みにより相手の感情を推し量るのではなく、きちんと話し合った上で今後についてを考えるようにしましょう。
話し合いに関しても一度で終わらせるのではなく、数回に分けて行うと一層相手の気持ちも分かりますし、結論も出しやすいです。
お互いを許す努力をする
中にはどうしても許せない事もあるでしょう。
しかし、夫婦生活はそれらも含めた上で続けていくもの。別居前の喧嘩や口論といった過去も許し合う努力をしていくと、以前よりも強固な愛に繋がりますよ。
もちろん無理に許すのではなく、あくまでも努力の範囲で構いません。
復縁について相談してみる
自分一人で解決できないと判断した場合は、周囲の友人や両親に相談してみるのも一つの手段です。
周りに頼れる相手が居ないという場合は、復縁専門の占い師に相談してみましょう。
最近の占いは非常に本格的なうえ、自分の悩んでいる事全てを話す事も出来ますので、どうしても困っている方は一度相談してみてはいかかでしょうか?
夫との復縁がうまくいかないNG行動
復縁をしたい場合、何かと行動を起こすのが最適解ではありますが、中には絶対にしてはいけないNG行動も存在します。
大きく分けて4つ存在しますので、順番に解説していきます。
意地を張る
「自分は悪くない」という態度で相手からの謝罪や復縁を待ち続けたり、無視をしたりするのは、まず間違いなく復縁できません。
相手の変化を待つばかりなのではなく、自分もある程度は変わる、反省をしないと夫婦関係は一瞬で破綻してしまうからです。
別居に至るまでにもお互いに何か悪い部分はあったはず。
自分の事を棚に上げ、絶対に謝らないといった姿勢を見せるのはやめましょう。
夫を徹底的に追い込む
喧嘩した際などに多く見られますが、相手の言い訳を聞かず徹底的に潰す、発言すらさせないというのは実はNGです。
多少は逃げ道を残しておかないと、話し合いにならないケースもあります。
相手が優柔不断だった場合怒ってしまう気持ちは分かりますが、それでも一方的に言葉や感情をぶつけられて戸惑っているのはお互い様。きちんと夫の発言も聞きながら話し合いをしましょう。
ヒステリックになる
急に叫んだり怒鳴ったり、泣き出すのもNG。
感情が制御できないものであるのは事実ですが、話し合いの度にそれが繰り返されると、肝心の話が進まずにメンタルケアに勤しむ羽目になります。
その結果「面倒くさいな」と思われて別れを切り出されてしまう可能性も十分にあり得ます。
また、言葉や態度だけではなく物に八つ当たりをするのもやめましょう。
メンヘラのような行動をする
夫婦喧嘩がピークになると、ついついやってしまう行動です。
「私なんていらないんでしょ」といった愛情を確かめるような発言や、死を連想させるような言動を取ってみたり。
どうして分かってくれないのか、と思うからこそ行動も過激になっていくのですが、夫婦関係の修復には程遠い行動といえるでしょう。
まとめ
別居から復縁できた人の話には共通して、「相手の事を考える」「自分の何が悪かったのかを整理した上で、それを相手に伝える」といった、お互いの事を考えた上での話し合いが出てきました。
夫婦関係の修復に一番大切なのは、やはり相手を思いやる気持ちなのです。
元々は愛していたからこそ結婚をしたのであって、それは別居中も変わりません。
もし今の関係に疲れているという方がいれば、一度頭を冷やす時間を設けた方が良いかもしれませんね。